日曜劇場『VIVANT』第3話では、命がけの砂漠脱出と誤送金事件の捜査が進み、乃木をめぐる謎や人物関係が一気に深まりました。
2023年7月30日に放送された第3話は、バルカからの逃亡劇だけでなく、丸菱商事で起きた誤送金の仕組みにも迫る重要な回です。
この記事では、『VIVANT』3話のあらすじをネタバレありで整理しながら、乃木の別人格「F」、薫や野崎との関係、誤送金事件で判明した事実まで分かりやすく振り返ります。
※この記事は『VIVANT』第3話のネタバレを含みます。
日曜劇場VIVANT3話のあらすじ|薫を救うため乃木が砂漠を引き返す
第3話は、日本大使・西岡(檀れい)の裏切りを知った乃木憂助(堺雅人)、野崎守(阿部寛)、柚木薫(二階堂ふみ)たちが、バルカ警察の追跡から逃れる場面から始まります。
日本へ戻るには、現地の人々さえ近づかない危険な砂漠を越えなければなりません。
ところが逃亡の途中、薫を乗せていたラクダから彼女の姿が消えていることが判明します。
野崎は最後に薫を確認してから約4時間が経過していることから、引き返すことには大きな危険があると判断。それでも乃木は、自分を助けてくれた薫を見捨てられないと主張します。
野崎から与えられた猶予は8時間。乃木は一人で来た道を戻り、薫を探し始めました。
この場面で印象的なのが、乃木のもう一つの人格です。
これまで正体不明だった存在が、「F」と呼ばれていることが明らかになります。Fは乃木の無謀ともいえる行動に疑問を投げかけますが、それでも乃木は捜索をやめません。
やがてラクダの反応をきっかけに、砂に埋もれていた薫を発見。薫にはまだ息があり、乃木は残された貴重な水を飲ませて救出します。

しかし、帰路ではラクダたちも疲労の限界を迎えます。
乃木は薫を背負って歩き続けますが、体力は限界寸前。そこへ約束の時間を待っていた野崎とドラム(富栄ドラム)が迎えに現れ、二人は救われました。
ここは単なる救出シーンではありません。
合理的な判断をする野崎と、人を見捨てられない乃木という二人の違いがはっきり見える場面であり、その後の信頼関係につながる重要なエピソードだったと感じます。
チンギスに捕まった乃木たちはどうやってバルカを脱出した?
薫を救出した一行は、なんとか砂漠を抜けて国境へ到達します。
ところが、そこで待ち構えていたのはバルカ警察のチンギス(Barslkhagva Batbold)でした。
危険な砂漠を渡る一行の情報が伝わっていたため、チンギスは乃木たちを待ち伏せしていたのです。ようやく逃げ切れると思ったところで身柄を押さえられ、絶体絶命となります。
しかし直後、モンゴルの国境警備隊が登場します。
モンゴル側は乃木たちがいる地点について自国領だと主張し、チンギスたちに撤退を要求しました。
この逆転劇の裏で動いていたのが、公安の新庄浩太郎(竜星涼)です。
実際には、モンゴル大使の協力を得て、国境警備隊とバルカ警察が対峙しているわずか5分間、衛星上の位置情報に偽の補正を加えるという大胆な作戦が実行されていました。
乃木たちはその隙にバルカから脱出することに成功します。
一覧で整理すると、第3話前半の流れは次の通りです。
| 出来事 | ポイント |
|---|---|
| 薫が行方不明 | 乃木が一人で砂漠を引き返す |
| 薫を救出 | 砂に埋もれていた薫を発見 |
| 国境で拘束 | チンギス率いるバルカ警察が待ち伏せ |
| モンゴル側が介入 | 新庄らの作戦で形勢逆転 |
| バルカ脱出 | 乃木・野崎・薫が日本へ向かう |
砂漠を歩くだけでも大変なのに、最後は国境そのものを利用した情報戦になるのが『VIVANT』らしいところですね。
第3話前半だけでも、冒険ドラマから諜報戦へとジャンルが切り替わるようなスケール感があります。
日本帰国後に変化した乃木・野崎・薫の人物関係
無事に日本へ戻ったことで、物語は砂漠の逃避行から再び誤送金事件へと移ります。
その一方で、乃木・野崎・薫の関係にも変化が見えてきました。
特に乃木と薫については、Fの言葉から、乃木が薫に特別な感情を抱いている可能性が示されます。
乃木が危険を承知で何時間も引き返した理由には、命の恩人を助けたいという気持ちだけでなく、薫への個人的な思いも重なっていたと見ることができそうです。
また、薫は帰国後、野崎に連絡先を聞こうとするなど、野崎との距離も縮まります。
さらに、薫がアディエルについて語っていた内容にも新たな情報が加わり、彼女自身についてもまだ分からない部分が残りました。
一方の野崎は、飛行機の中で乃木に重要な忠告をします。
誤送金事件に関わる人物については、テロ組織「テント」の協力者だけでなく、「別班」の可能性もあるというのです。
別班がテントの正体を探る目的で、あえて大金を動かした可能性まで示されました。
さらに野崎は乃木に、テントについて知っていることを周囲に話さず、「何も知らない人物」として振る舞うよう助言します。
ここで野崎は、乃木を単なる捜査対象として見る段階から、情報を共有しながら守る相手へ少しずつ変化しているように見えます。
VIVANT3話で判明した誤送金の仕組みとは?
日本に戻った乃木を待っていたのが、丸菱商事による調査でした。
乃木は業務監査部の河合幸二(渡辺邦斗)から事情を追及されますが、野崎の助言どおり、自分は何も知らないという態度を崩しません。
一方、公安側も乃木の疑いを晴らすため本格的に動き始めます。
野崎が協力を求めたのが、警視庁サイバー犯罪対策課の東条翔太(濱田岳)です。
東条は、実は丸菱商事のデータシステム構築に関わった人物でした。
通常なら高度なハッキングによって改ざんされた痕跡を追うことは難しいものの、東条がシステム構築時に設計していたバックアップを利用すれば、過去のデータを確認できる可能性がありました。
そこで乃木は、同期で元情報システム部の山本巧(迫田孝也)に協力を依頼します。
山本の助けを借り、乃木は監視カメラの死角などを利用してサーバールームの特別区画へ侵入。外部から東条のサポートを受けながら、必要なデータを持ち出すことに成功します。
解析によって分かったのは、非常に重要な事実でした。
誰が送金操作をしても、金額の「0」が1桁増えるようプログラムそのものが改ざんされていたのです。
つまり、乃木が誤って巨額を送金したのではなく、システム側に仕掛けが施されていました。
そして改ざんに関わった人物として浮上したのが、財務部の太田梨歩(飯沼愛)です。
野崎はただちに太田の身柄を確保するよう捜査員へ指示しました。
一覧で整理すると、第3話で誤送金事件について判明した内容は次の通りです。
| 項目 | 判明した内容 |
|---|---|
| 誤送金の原因 | 送金額の0が1桁増えるプログラム改ざん |
| 調査を支援した人物 | 東条翔太 |
| 社内の協力者 | 山本巧 |
| 改ざん関与が浮上した人物 | 太田梨歩 |
ここは第1話から続いていた「乃木が本当にミスをしたのか?」という疑問に対する、大きな答えです。
ただし、太田の名前が判明したことと、事件全体の黒幕が判明したことは同じではありません。
むしろ『VIVANT』の物語構造を見ると、ここから「なぜ太田が改ざんに関わったのか」「背後に誰がいるのか」が次の謎になっていきます。

乃木の別人格「F」と別班の謎が第3話で深まる
第3話でもう一つ見逃せないのが、乃木の別人格「F」です。
乃木が薫を探している最中だけでなく、日本へ戻った後にもFは姿を見せます。
乃木がFにしばらく出てこないよう求めると、Fは「呼んでいるのは乃木自身だ」という趣旨の反応を示します。
つまりFは、単純に乃木と無関係なもう一人の人格というより、乃木の心理や過去と深く結びついた存在である可能性が高まってきました。
さらに物語では、謎の存在「別班」が何度も話題に上がります。
第2話では「VIVANT」という言葉が「別班」を意味するのではないかという方向へ話が進み、第3話では野崎自身も別班の存在を意識しています。
乃木には幼少期らしき記憶の断片や悪夢もあり、その過去がまだ十分に説明されていません。
ここからは筆者の考察ですが、Fが登場する場面が増えていることを考えると、誤送金事件だけでなく乃木自身の正体を解くことが『VIVANT』全体の重要な軸になっていると考えられます。
砂漠では一見すると頼りなさそうな乃木が、薫の捜索やサーバールームへの潜入では驚くほど強い行動力を見せました。
この「普段の乃木」と「危機的状況で動ける乃木」の差に、Fや別班の謎が関係しているのかもしれません。
VIVANT3話を考察|太田梨歩の判明はゴールではなく入口?
第3話までを見ると、物語の中心は「誤送金の犯人探し」だけではないことがかなり明確になってきました。
太田梨歩がシステム改ざんに関わった人物として浮上したことで、一見すると事件は大きく前進しています。
しかし、個人的にはここで名前が出た以上、太田を捕まえてすべて解決という単純な展開にはならないと感じます。
なぜなら、誤送金の先にはテントという謎の組織があり、さらに別班という存在まで絡み始めているからです。
「誰が改ざんしたか」よりも、「なぜ改ざんしたのか」「誰のために動いていたのか」のほうが重要になっていきそうです。
また、第3話は人物関係の変化という意味でも大切な回でした。
乃木は薫を命がけで救い、野崎は乃木を疑うだけでなく守りながら事件を追うようになっています。
薫も単なる同行者ではなく、乃木と野崎の双方に関わる存在として物語の中心へ近づいてきました。
そして、その中心にいる乃木本人については、むしろ謎が増えています。
Fとは何なのか。乃木の過去に何があったのか。別班と乃木には接点があるのか。
第3話は誤送金事件について一つの答えを示しながら、「乃木憂助とは何者なのか」というさらに大きな疑問を前面に押し出した回だったと私は感じました。
まとめ|VIVANT3話は砂漠脱出から誤送金事件の核心へ進む重要回
『VIVANT』第3話では、乃木が砂漠で行方不明になった薫を救出し、野崎やドラムの助けを得てバルカから脱出しました。
日本へ戻った後は誤送金事件の捜査が本格化し、東条翔太と山本巧の協力によって、送金額の0が1桁増えるようシステムが改ざんされていたこと、太田梨歩の関与が浮上したことが大きなポイントです。
同時に、乃木のもう一つの人格が「F」と呼ばれていることも判明しました。
砂漠からの生還という大きな危機を乗り越えた一方で、別班、テント、乃木の過去という謎はむしろ深まっています。
第3話は、海外を舞台にした逃亡劇から日本国内の企業・公安・サイバー捜査へ物語をつなぎ、『VIVANT』の本当の謎がここから動き始めることを感じさせる一話といえるでしょう。
よくある質問
VIVANT第3話はいつ放送された?
『VIVANT』第3話は、2023年7月30日にTBS系の日曜劇場枠で放送されました。
VIVANT第3話で誤送金の原因は分かった?
はい。解析の結果、誰が操作しても送金額の0が1桁増えるようシステムが改ざんされていたことが判明しました。
さらに、改ざんに関わった人物として財務部の太田梨歩が浮上します。
乃木のもう一人の人格の名前は?
第3話で、乃木のもう一つの人格が「F」と呼ばれていることが明らかになります。
ただし、この時点ではFの正体や乃木との関係の全貌までは明かされておらず、別班や乃木の過去と並ぶ重要な謎として残されています。
執筆:話題のアレ編集部

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